2023年のエスエス企画オリジナルカレンダーで紹介した都立公園はいずれも、大規模救出救助活動拠点候補地に指定されています。災害が起きた場合には、下の地図にある都内の22箇所の公園の中から、自衛隊や警察・消防などの広域支援・救助部隊の救出・救助活動の拠点が指名されます。

　1923年9月1日の関東大震災の発生から100年。これを機に、避難場所や救助活動の拠点として災害から人々の命を守る「防災公園」について知ってみてはいかがでしょうか。

　大規模な災害発生後すぐに、広域支援・救助部隊等が被災者の救出及び救助等を行うための活動拠点として、東京都は都内のオープンスペースを大規模救出救助活動拠点として指定しています。
　都立公園で候補地に指名されているのは、区部・多摩地域において大きな被害が想定される地域に近く、大型ヘリコプターの臨時離発着スペースや部隊の活動スペースが確保できる大規模な公園です。

　また、都内の防災公園には、震災で大規模な火災が発生した場合など命を守るために避難する場所として避難場所に指定されている「避難場所に指定されている公園」や、「医療機関近接へリコプター緊急離着陸場やその他のヘリコプター離着陸場の候補地に指定されている公園」などの種類があります。