東白髭公園は、墨田区の北端、隅田川に沿うような南北に細長い公園で、緑とレクリエーションの場です。
公園の東側には、13階建の高層住宅が並んでいて、公園と住宅、そしてリハビリ専門病院等をあわせ、この区域一帯は、江東デルタ地区の防災拠点となっています。
もし大地震や火災が起きた時には、東白髭公園は避難広場となります。
関東大震災(1923年9月1日)で、空き地となっていたこの場所に避難した市民が火の手に追い詰められ、38000人以上が犠牲となりました。
その「陸軍被服廠跡地の悲劇」を教訓に、東京都は1969(昭和44)年に江東防災6拠点構想を策定。
鐘淵紡績東京工場跡地を東京都が買収して市街地再開発事業を行い、「白鬚東地区防災拠点」が整備されることになりました。
白鬚東地区第一種市街地再開発事業は、1972年に都市計画決定し、1982年に工事が完了しました。
再開発で作られた都営白鬚東アパートは、全長1.2kmの巨大な防火壁の役割を果たします。
東白髭公園の開園は1986年で、その入り口には江戸時代の火消の組の印である纏(まとい)をモチーフとしたオブジェが作られました。
住所:墨田区堤通二丁目
東京都公園協会による東白髭公園公式サイト
公園に設置されている防災施設
東白髭公園の防災施設マップ
東白髭公園への行き方
東白髭公園
【アクセス】
東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵」下車 徒歩7分
※駐車場なし
駐車場(有料)